FILTERING TAG
「ローン」

<生活ラボニュース vol.9>M1ビジネスマンの「オサイフ意識」調査 給料日までもたない人も3人に1人、ピンチの時は友人より“第二のオサイフ”を活用

友人関係から借りたくない理由は「人間関係を壊したくないから」
金利が低く便利であれば、金融機関が「第二のオサイフ」になる可能性も。

長引く景気低迷など、M1ビジネスマンのお金事情は引き続き厳しい状況が続いている昨今。とはいえ、20代、30代という時期は、就職・独立・結婚など、様々なライフステージの変化があり、予期せぬ出費にも度々見舞われる年代でもあります。また交友関係やデート、趣味など、普段の生活でも様々に出費する機会はあり、給料日前に生活費を切り詰めた経験のある方も少なくないでしょう。M1・F1総研では、M1ビジネスマンの「オサイフ事情」について調べてみたところ、「オサイフ意識」と「対人関係」のプライオリティの付け方に面白い傾向が見えましたので、ご紹介いたします。

 

Ⅰ.収入減を意識するM1ビジネスマン、給料日までもたない人も3人に1人

 

1か月に自由に使えるお金は平均4万円。ただし、1週間前に6,200円がないと乗り切れないかも。

M1ビジネスマンの平均年収をみると、20代前半で270万円。後半は404万円、30代前半は457万円とかなり大きな差となった[グラフ1]。一方で、1か月あたりに使えるお金を聞いてみたところ、もっとも高い20代前半が41,211円に対し、30代前半が36,929円となり、多くが家庭を持っていない20代前半の可処分所得が最も高い結果となった。[グラフ2]

2012-01-10_a
一方で、「給料日1週間前にお金がいくら以下になったら乗り切れないと思うか」について尋ねてみたところ、M1ビジネスマン全体の平均額は6,227円となった。年代別でみると、自由になるお金が多い20代前半が6,484円なのに対し、30代前半は6,125円となり、若干の差が生じている。 また、一番大きな差となるのは未既婚の差であり、未婚者の平均が7,131円に対し、既婚者は4,934円との回答であり、オサイフ事情の苦しい既婚者のタフな一面をのぞかせる結果となった。[グラフ3]

2012:01:10_c
3人に1人は年収減を実感。オサイフ管理に自負はあるものの、月末には足りないこともあるのが現実

M1ビジネスマンのオサイフ事情について尋ねてみたところ、「この数年で年収が減ったと思う」と思う人は、全体の36.6%。また、「自分のお金の出入りの管理はうまくできていると思う」と回答している人が6割である一方、「給料日前にはお金がないことが度々ある」や「急な出費があると、給料日前にはお金がなくなることが度々ある」といった回答も3割程度存在しており、想定外の出費に対する脆さもうかがえる回答となった。[グラフ4]

2012:01:10_d

 

 

Ⅱ.対人関係のお金は必要経費。捻出のために食費を切り詰める人は76%。

 

ピンチな出費は「結婚式のご祝儀」と「連続する忘年会と新年会」。でも出さざるを得ないのが本音。

この1年間にM1ビジネスマンがきついと感じた出費について聞いてみたところ、トップが「友人、知人などの結婚式」で、3人に1人が挙げる結果となり、ついで、「連続した忘年会・新年会」が4人に1人となり、ライフステージによる友人関係の変化がうかがえる結果となった。「重量税、修理費などの自動車関連の出費」「引っ越しや転居の費用」「旅行」といった自分自身に関する項目はこれに続く結果となった。[グラフ5]

2012:01:10_e

 

また、費用を工面せざるを得ないものという質問でも、「長年の友人の結婚式」がトップで73.2%、ついで、「お世話になった会社の先輩や上司の結婚式」が64.1%といったように、人間関係に関する項目が挙げられている一方で、「手に入らない趣味の品の購入」や「ライブやイベントへの参加」「レジャーに誘われる」といった個人を優先する項目は、低い傾向にとどまっている。
M1ビジネスマンにとって対人関係に関する出費は工面せざるを得ない必要経費という認識のようだ。[グラフ6]

2012:01:10_f
ピンチな時には「食費を切り詰め」「弁当も作る」けど、「彼女とのデート」は控えない?

ピンチの時にどうやってお金を工面するかという質問については「飲みに行く回数を減らす」(92.6%)「タバコをやめる」(82.6%)のように、嗜好品を我慢することから手をつける様子。また、「食費を切り詰める」が76.2%、「弁当をつくる」も65.6%が挙げており、食費に手をつける人も多い傾向となっている。
また、「趣味の出費を抑える」と回答している人も7割に近い一方で、「恋人とのデートを控える」人は52.9%にとどまり、対人関係の出費を必要経費と考えるM1ビジネスマンらしいところといえそうだ。 [グラフ7]

2012:01:10_g

 

一方で、節約文脈の選択肢とは反対に、「借りる」といった行動に出る人はどの程度いるかを見ると、こちらは、いずれもまだまだ抵抗感があるからか、比較的低めのスコアにとどまる。最も高い「親や家族から借りる」が20.3%、ついで「クレジットカードのキャッシングを利用する」が13.0%、「銀行ローン・カードローン」を利用するが11.8%と続く。一方で「友人から借りる」と答える人は8.0%にとどまり、対人関係を重視するM1ビジネスマンらしい傾向がここでも見られる。[グラフ8]

2012:01:10_h

 

 

Ⅲ.借り入れは「友人」よりも「金融機関」から。利息より気になる人間関係。

 

家族の次の借入どころは「銀行」や「カードキャッシング」。借りたくないのは「友人関係」

どうしてもお金を借りる必要がある時、どこから借りるか尋ねてみたところ、上位は「親・祖父母」「妻」「兄弟・姉妹」といった家族(=身内)だった。ただし、「親・祖父母」以外は借りたくない方がスコアは高い。これらの家族関係に次ぐ項目は「クレジットカードのキャッシング」「銀行のローン、カードローン」といった金融機関からの借入であり、特に友人関係は金融機関よりも低いという結果となった。金融機関のローンやクレジットカードのキャッシングは、条件次第ではM1ビジネスマンにとっての“第二のオサイフ”として機能しうる可能性があるといえよう。ただし、最も低いのは「消費者金融」で借りたいという声は3.9%にとどまる。[グラフ9]

2012:01:10_i

 

借金で「利息」を背負うことよりも、友人関係の「人間関係が壊れること」を障壁に思うM1ビジネスマン。

「金融機関」と「友人関係」のそれぞれについて、借りたくない理由を尋ねてみたところ、「金融機関」では、「利息が高そう」「利息を払うのがいやだ」の2つが6割を超えており圧倒的[グラフ10]。一方で、「友人関係」での理由で最も高いのは、「人間関係に傷をつけそう」で7割を超える[グラフ11]。 M1ビジネスマンの場合、利息などの直接的なお金のデメリットよりも人間関係に影響を与えることの方が気になる傾向といえそうだ。

2012:01:10_j

2012:01:10_k

 

 

Ⅳ.“第二のオサイフ”は「金利が低く」「ATMで返済できる」「銀行系」

“第二のオサイフ”として機能する条件は「金利が低いこと」「ATMで返済できる」「銀行系」

どのような金融機関のサービスであれば、抵抗感が少なく借り入れられると思うかという問いに対しては「金利が低い」ことが、ほぼ5割近くで圧倒的に高い結果に。やはり金利に対しては非常に抵抗感がある結果に。また、それに続く項目としては、「ATMで借入・返済できる」という人を介さない簡易手続きを想像させる項目、さらには「銀行系である」といういわば安心感重視といった順番となった。[グラフ12]

2012:01:10_l

 

  • 実施時期:2011年12月6~8日実施
  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:一都三県の20~34歳男性会社員(正社員および契約社員) 5歳刻みで206サンプルずつ計618サンプル(実査後に出現率をもとに年代別のウェイトバックを実施)

 

★詳細をPDFでご覧になりたい方はこちら⇒生活ラボニュース vol.9(PDFファイル 464KB)

  • HOME
  • ABOUT
△